レンズには「球面レンズ」と「円柱レンズ」があり、それぞれにマイナス(凹)レンズとプラス(凸)レンズがあり、球面・円柱レンズ両方合わせたものを「トーリックレンズ」といいます。
球面レンズはマイナスレンズで近視を補正し、プラスレンズで遠視を補正します。円柱レンズは乱視を補正します。
素材はプラスチックとガラスがあります。それぞれ長所・短所がありますが、現在の主流はプラスチックレンズです。
| 材質 |
プラスチックレンズ |
ガラスレンズ |
| 長所 |
・軽い
・割れにくい
・染色可能(カラーが豊富)
・曇りが少なく引きが早い
・現在主流の素材であるためどんどん開発が進んでいる |
・キズがつきにくい
・透明度が高い
・プラスチックよりは薄型レンズにできる
・経年変化、変色が少ない |
| 短所 |
・ガラスレンズに比べてキズに弱い(※表面コーティングでガラス並に強くできます)
・ガラスレンズよりはレンズが厚くなる
・高温に弱い
・経年変化、変色する |
・重い
・割れやすいので危ない
・カラーバリエーションが少ない
・主流がプラスチックに移っているため、開発が進まず種類も少ない |
一口にプラスチックレンズといっても素材や設計で性質が異なります。
その一つの性質に「屈折率」があります。その素材(空気中の屈折率を1.00とした時、水の約1.3〜ダイヤモンドの約2.41まで)が光をどれだけ曲げることができるか表すもので、屈折率が大きいほど、レンズを薄くできます。ガラスレンズが約1.52〜1.89。プラスチックは約1.49〜1.76まで開発が進んでいます。
また、「設計」による違いもあります。球面レンズとは文字通り、球体を切り取ったようなカーブ(面)をしています。現在では、レンズの外面や内面のカーブの設計を変えて、薄く、軽量に、ゆがみを少なくした「非球面レンズ・両面非球面レンズ」もあります。
一枚のレンズの中で屈折率を徐々に変えて、遠くも近くも見ることができる遠近両用レンズ(多焦点レンズ、累進屈折力レンズ)もあります。
また、同じプラスチックでも材質の違いにより「丈夫さ(割れにくさ)」なども違ってきます。
紫外線(UV)カット素材のレンズもありますし、反射防止コートや、キズを付きにくくする表面コーティング等オプションで機能性を高められます。
さらに、ある機能に特化したレンズもあります。
ギラツキ・乱反射光を遮る偏光レンズ(アウトドア・釣りやドライブに最適)や、紫外線を受けると色の濃くなる調光レンズ(※UVカットガラスの車の中では色が変わりません)、ある特定の光の波長をカットしたパソコン用など様々なシーンに適したレンズやサングラスなどもあります。
1.視力測定
最初にメガネフレームを選んで頂いても構いません。ただし、視力測定結果によっては、レンズが制限され、その結果フレームまでも制限されることもまれにあります。その場合フレームを選び直すことになります。
まず、問診によりお客様の眼の状態、どのような目的でメガネをお作りになるか(遠用、近用、遠近両用等)、度数等記入するカルテを作成させて頂きます。カルテはずっと保管させて頂きますので、お客様の過去の眼の状態、どのようなメガネを作られたか、どのように眼の度数が変化したか等も判断できます。
できるかぎり現在ご使用のメガネをご持参下さい。新しいメガネの度数決定の参考になります。
視力測定は最初にオートレフラクトメーターと呼ばれるコンピューターで眼の度数をお計りします。1分もかからずに度数の80%ほどは分かってしまいます。しかし、残りの20%が大事で、続いて測定室で度数の微調整を行います。瞳孔間距離を測り、目の動きをチェック、利き眼やお客様の目の使い方・癖まで考慮してお客様にとって最適な度数を決定致します。視力測定はだいたい15分〜30分ほどかかります。(※小さなお子様やコンタクトレンズをご使用の方は、眼が安定しないためすぐに測定できない場合や、眼科様にて測定して頂く場合があります。)
2.メガネフレーム&レンズ選び
メガネフレームを先に選んで頂いても構いませんが、視力測定の結果、レンズが制限され、その結果フレームまでも制限されることもまれにあります。その場合フレームを選び直すことになります。
おしゃれで似合うガネフレームを選ぶお手伝いをアイウェア
ファッションアドバイザーが致します。
3.メガネ作成(加工)
レンズが当店在庫品の場合は当日〜2日で完成致します。メーカー在庫品の場合は完成まで3日ほどかかります。遠近両用レンズ・カラーレンズ・SFTコート等特注品の場合は完成まで1週間ほどかかります。
レンズは丸い形状のものをメガネフレームのレンズシェイプに合わせて削ります。形は形状を機械に読み込んで自動で削りますので、削ること自体は難しいことではありませんが、眼とレンズの中心を合わせ、厚みのあるレンズの場合はどのように削ればメガネになった時に見栄え良くできるかということを考え、削る設定を調節します(経験とセンスが頼りです)。
削り上がったレンズは、実際には若干フレームとの誤差があるので手で研磨機を使って微調整します(職人技です)。レンズのカーブに合わせてフレームのカーブを合わせ、少しでもレンズが大きくてキツイ場合はレンズに歪みが多く入ります。逆に小さい場合は緩くなり、レンズが動きやすくなったり、ギシギシ音が鳴ります。また、レンズのエッジをスムーズにしたり、厚みが目立たなくなるような加工もします。
事前にある程度お客様に合わせた形状にメガネをフィッティングし、検査を別の担当が行い、お客様へのお渡しを待ちます。
今の時代機械が良くなりましたので、メガネをただ作るだけなら簡単ですが、良く見える綺麗で見栄えの良いメガネを作ろうと思うと結構センスと経験、手間がかかります。
4.お渡し(フィッティング)
お渡し時にはできるだけご本人様がいらっしゃって下さい。見え具合の確認、掛け具合、目とレンズの位置の調整・確認(フィッティング)を行います。頭の形は人それぞれ皆違います。フィッティングを行わないでピッタリ合っている人はほとんどいません。掛け具合が悪いとメガネがすぐずれたり、痛くなったり、見え具合に悪影響を及ぼすことさえあります。特に遠近両用メガネはフィッティングにより見え具合が全然変わります。(目とレンズの位置・距離・角度が影響)
フィッティングされてないメガネは完成していません。(このような理由からメガネを通信販売で購入されることはお勧めできません。特に度が入っている場合はなおさらです。よってハヤシメガネでは通信販売を行いません。ご了承下さい。)
※2009.04.01:(社)日本眼鏡技術者協会より認定眼鏡士がいる眼鏡店が眼鏡を通信販売・ネット販売をした場合その資格を取り消されることが発表されました!
代理の方が受け取りに来られたときは後日でもフィッティングを致しますので、ご都合の良い時にぜひ御来店下さい。
5.修理・アフターケア
メガネはアフターケアが大事です。使ってみないと分からない問題もあるでしょう。使用時間も長く、繊細な道具ですから、ゆがんだり、壊れたりすることもめずらしいことではありません。消耗品の部品もあります。ハヤシメガネではアフターケアも徹底しています!ぜひ見え具合やかけ具合に不具合がある場合にはお気軽に御来店下さい。度数が変わった場合、見え具合に不具合がある場合は半年間はレンズ交換無料です。また当店でできる修理は全て無料です!