メガネの取扱注意事項
誤った使用方法や、保管の仕方はフレームやレンズの損傷につながるだけでなく、事故やケガの原因となります。
メガネをお使いになる前に必ず当注意事項か、メガネと一緒にお渡しているメガネハンドブックをお読みください。
また、メガネハンドブックは、大切に保管してください。(メガネハンドブックにはお客様のお買い上げになった日にち、フレームのブランド・品番・サイズ等、レンズの種類・度数等が記入されています。)
■メガネ一般
1.メガネを新しくすると慣れるまで時間がかかりますのでご注意ください。
メガネを新しくすると、初めのうちは実物より、大きく見えたり、小さく見えたり、距離感がくるったりします。
また、かたむいて見えたり、ゆがんで見えたりすることもあります。メガネに慣れるまでは充分にご注意ください。
メガネに慣れるまで階段の昇り降り等、段差のあるところの歩行には手すりを利用するなど、視覚以外の安全策に心がけてください。
交通事故や重大な事故が発生する危険があるため、自動車の運転はもちろんですが、特殊車両の操縦も慣れてから行ってください。
2.衝撃によるメガネの破損にご注意ください。
ガラスレンズはもちろん、プラスチックレンズも強い衝撃があれば破損し、破片で目や顔を負傷する可能性があります。危険ですので衝撃を加えないでください。
3.激しいスポーツでのメガネの使用は危険ですので、使用しないでください。
サッカーや柔道など接触プレーのある激しいスポーツやボールや、硬い物がぶつかったりするスポーツの場合、レンズが破損し、破片でケガや失明の原因となります。このようなスポーツの際には保護具(ゴーグル等)と併用してください。
4.レンズがゆるんでいたり、ガタついているメガネは使用しないでください。
メガネをご使用になる前にレンズのゆるみ等をよく点検してください。レンズがガタついたまま使用すると、レンズがはずれ事故の原因となります。特に車等の運転中にレンズがはずれると大変危険です。
レンズのゆるみやガタつきが発生した場合に接着剤等使用しないでください。レンズやフレームが劣化し、破損する原因となります。
レンズのゆるみやガタつきが発生した場合には、ハヤシメガネまでお持ちください。無料でご調整いたします。また、安全に快適にメガネをご使用いただくために、3ヶ月に一度は点検調整をお勧めします。
5.メガネのずり落ちや変形にご注意ください。
メガネが顔に正しく装用されていないと、見え方に支障をきたしたり、事故やケガの原因となります。また、変形しているメガネをかけていることにより、鼻や耳の後ろが痛くなり、放置すると傷になることがありますのでご注意ください。このような時はハヤシメガネにお持ちください。無料でご調整いたします。
6.レンズの見え方に不具合を感じた場合は使用を中止してください。
レンズにキズやヒビ割れ、また、反射防止コート膜はがれがあると見え方に不具合を感じることがあります。
このような場合は直ちに使用を中止してください。視力が低下したり、乱反射して見づらくなります。特に夜間の車の運転等には使用しないでください。
7.体質により皮膚のかぶれ等にご注意ください。
フレームが肌に触れる箇所にかゆみ、かぶれ、湿疹などが出ることがあります。異常が現れた時は、使用を中止し、皮膚科の医師にご相談ください。
8.メガネに急激に熱を加えないでください。
メガネレンズは高温(60度以上)にさらされたり、急激な温度変化が加わると、レンズのコート膜にヒビ割れを起こしたり、度数が変化して見づらくなることがあります。
また、フレームが変形してレンズが脱落する恐れもありますのでご注意ください。熱湯で洗浄したり、ヘアドライヤー等の熱風を当てたり、またサウナ等では使用しないでください。
高温になったアイロン、油、ストーブなどに近づけないでください。
夏の炎天下の車内は70度から80度にもなります。車内に放置しないでください。夏の炎天下の砂浜はとても高温になります。そのままの状態で砂の上には放置しないでください。
9.メガネによる火災、ヤケド、凍傷になりえる状況では使用しないでください。
セルロイドでできているフレームは約170度で燃えだします。ストーブ等の近くには置かないでください。
サウナ室などの高温の場所には、メガネをかけて入らないでください。メガネが高温になり、ヤケドや火災の原因となります。
温度が著しく低い場所での金属フレームの装用は、凍傷になる危険がありますので避けてください。
10.カラーレンズの濃淡や、紫外線カットの有無にかかわらず、太陽や強い光を直視すると、目を痛め、失明等の原因となるので避けてください。
メガネ用レンズは、溶接作業、特殊用途用紫外線、レーザー光線、X線などから眼を守る保護機能は持っておりませんので、これらの用途には使用しないでください。
■遠近両用メガネについての注意
■レンズの注意点
1.プラスチックレンズ
プラスチックレンズはガラスレンズに比べると、レンズ表面がやわらかいので、キズにご注意ください。
レンズ表面に砂ぼこり等がついた状態でレンズを拭くとキズになります。キズが原因で視界が悪くなり、見づらくなることがありますのでご注意ください。
強い衝撃をあたえると、レンズが割れることがあります。たとえポリカーボネイトレンズといえども、スポーツ用の保護メガネではありません。レンズの破損部は鋭利なため、ケガや失明の原因となりますので、激しいスポーツ等には使用しないでください。
2.ガラスレンズ
ガラスレンズはプラスチックレンズに比べると破損しやすいので衝撃を与えないでください。
破損した場合は破片で眼や顔に負傷する可能性があり危険です。特にスポーツ等には不向きですので使用しないでください。
3.調光レンズ
レンズが濃くなった状態で、トンネル内や屋内の駐車場等の暗い場所に入ると、光量不足で視力が低下し、危険です。
調光レンズとは、紫外線を受けると色が濃くなり、色が濃くなった状態から紫外線を遮断すると、色が淡くなるレンズです。濃くなった状態から淡い色に戻るまでには時間がかかります。トンネル内や屋内駐車場等の暗い場所や、夜間、夕暮れ時の運転には使用しないでください。
※UVカットガラスの車の中では色は変わりません。
4.カラーレンズ
カラーレンズは、トンネル内や屋内の暗い場所、夕暮れ時や夜間の運転には不適当であり、場合によっては、光量不足で視力が低下し、大変危険です。
夜間・夕暮れ時の運転
夜間・夕暮れ時など、濃度がおおよそ25%以上(視感度透過率75%以下)のレンズでは、光量不足で視力が低下することがあります。危険ですので使用しないでください。
昼間の運転
昼間でも、濃度が92%以上(視感度透過率8%以下)のレンズでは、光量不足で視力低下することがありますので使用しないでください。
5.UV(紫外線)カットレンズ
UVカット加工は、通常の状態での有害な紫外線をカットする加工で、業務用の紫外線保護メガネとしては、使用できません。
6.偏光レンズ
偏光レンズ(ある特定の波長の光を通さない)をかけて車を運転すると、フロントガラスの種類(熱強化ガラス:1987年以前の車両に多い)によっては、歪みが見えるものがあるため、視界が悪くなることがあります。そのため、運転をあやまり、事故の原因にもなりますので、歪みが見えるときは使用しないでください。
■フレームの注意点
1.溝堀りフレーム(ハーフリムフレーム)
ナイロン糸でレンズをつり下げる構造の溝堀りフレームは、ナイロン糸の劣化により、糸が切れてレンズがはずれたりすることがあります。
1年を目安に点検を受け、必要に応じて糸の交換を行ってください(無料交換です。所要時間約10分)。
ナイロン糸は、熱、衝撃などにより、切れることがあります。火のそばに置くことや、ぶつけたりしないでください。
2.縁なしフレーム(ツーポイント・ワンポイント・リムレスフレーム)
レンズに穴をあけて固定する縁なしフレームは、構造上、ネジのゆるみや枠の変形にご注意ください。
また、3ヶ月を目安に点検を受け、必要に応じて修理・調整を行ってください。
縁なしフレームは、一般的なリム(レンズ縁)があるフレームに比較して、レンズが割れる可能性が高いフレームですので丁寧に取り扱ってください。
縁なしフレームのネジの保護ナットがはずれたままでご使用になると、ネジで顔や目を負傷する恐れがあります。
保護ナットがはずれた場合は、直ちに使用を中止し、ハヤシメガネにて修理してからご使用ください。
激しいスポーツ時における使用は危険ですので使用しないでください。
3.形状記憶合金(超弾性合金)使用のフレーム
弾力性に優れているフレームですが、45度以上曲げたり、ねじったりしないでください。破損の原因となり危険です。
また、寒冷地などの低温状況での使用は、その機能が低下しますのでご注意ください。
■メガネの取り扱い方
・メガネの掛けはずしは、必ず両手で行ってください。片手で掛けたり、はずしたりすると、フレームにゆがみが生じて、かけ心地が悪くなり見え方にも影響します。またこの時テンプルの先端で目を突かないよう、ご注意ください。
・折りたたむ時は、向かって右側のテンプルから折りたたむのが基本です。
・レンズが水に濡れたら、すぐにティッシュペーパー等で拭き取ってください。乾いてしまうと水あとがシミのようになり、見えにくくなります。
・汗、レモンなどの果汁、油、ヘアスプレー、整髪料、化粧品、薬剤(トイレ、浴用洗剤)、カビ取り剤、アルカリ性の洗剤、酸性洗剤、などがついた時は、すぐ流水で落とし拭き取ってください。そのままにしておくと、レンズにシミなどが残り、取れなくなります。また、フレームの金属部分のサビや素材の劣化、樹脂の変色・変質の原因にもなります。
・レンズにゴミやほこりが付着している場合、まず流水で洗い流してください。汚れがひどい時は、中性洗剤を薄めて洗い、よくすすいでください。
その後ティッシュペーパー等で水気をとり、メガネ専用のメガネ拭きで拭いてください。空拭きするとキズの原因となることがあります。
レンズの汚れを落とす際にアルカリ性の洗剤(石鹸、ハンドソープ、ボディーソープ等)を使用しないで下さい。コート膜が劣化し、はがれる原因となります。
アルコールや薬品等でフレームを拭かないでください。樹脂の変質、変色の原因となることがあります。
・レンズを拭く場合、拭く方のレンズのふち(リム)を持って拭いてください。拭かない方のレンズを持ってレンズを拭くと、フレームが歪んでくることがあります。ご注意ください。
レンズを拭いていて、レンズがコトコト動いている感じがした場合、ネジがゆるみ出している可能性があります。そのまま続けて使用すると、レンズが脱落することがありますので、すぐに調整にお持ちください。
・テーブルの上などにメガネを置く時は、テンプルをたたんでレンズ面を上にして置くか、テンプルを伸ばしたままなら、上下逆さにして置いてください。レンズ面がテーブル等に触れるとキズの原因となります。
・寒冷地などでは、レンズの収縮により、フレームからレンズが脱落することがありますのでご注意ください。
・寒い屋外から、暖房のきいた室内に入った時など、温度差や湿度の影響により、レンズが曇ることがありますのでご注意ください。
・メガネの掛け具合が悪く、鼻や耳に無理な負担がかかる時は、調整させていただきますので、ご来店ください。
・メガネを掛けたままで、セーターやアンダーシャツなどの着脱はしないでください。フレームのゆがみの原因となったり、ケガをすることがあります。
・メガネをお客様ご自身で修理したり、分解や改造をしないでください。素材が劣化し、破損の原因となります。
■メガネの保管の仕方
就寝時等、メガネをはずした時は、メガネケースやメガネスタンドに入れて保管してください。
メガネを無造作に床や畳の上に置いてくおくと、誤って踏んだり、落としたりして破損や変形の原因となります。
凸レンズは集光作用があり、太陽が当たると周囲を焦がして火災の原因となる恐れがあります。そのままの状態で、レンズに太陽光の当たる場所に放置しないでください。ケース等に入れて保管してください。
防虫剤、トイレ用洗剤、化粧品、整髪料、薬品などと一緒に、密閉された状態で長時間保管しないでください。レンズ、フレームともに劣化し、変質、変色の原因となりますのでご注意ください。
持ち運びの時などは、なるべくハードケースに入れて保管してください。
■定期点検
フレームやレンズは経年変化により、材質が劣化します。フレームは表面の塗装のはがれや、プラスチック部分のヒビ割れや、変色が起こることがあります。
レンズは収縮、変色などが起こる場合があります。
また、鼻パット(鼻当て)やモダン(先セル)等は消耗品です。ナイロールフレームのナイロン糸も劣化します。1年に1度を目安に交換してください。(鼻パット・ナイロン糸は交換無料)
メガネは使用しているうちに、ネジがゆるんだり、掛け心地が悪くなったりする場合がありますので、3ヶ月に1度は定期点検をお勧めします。
また、度数の進行により、メガネが合わなくなる場合もありますので、1年に1度は視力検査のためご来店ください。
■予備メガネのおすすめ
メガネは突発的なトラブル(レンズの脱落や破損等)により、使用不能になることがあります。
車の運転や旅行の際には、スペアのメガを身近に用意されておくことをおすすめいたします。
スペアがあれば、メガネが破損した場合でも、修理品・新品が出来上がるまで不自由がありません。
■アイバンクについて
元来、透明な角膜が病気により混濁して視力障害が起きている場合や、角膜に腫瘍ができて、炎症が目全体に及ぶ危険性のある場合は、角膜移植が決定的な治療法になります。
つまり、濁ったり、病気になった角膜を透明なものにとりかえる手術が角膜移植です。
この手術は、他のさまざまな移植手術に比較すると、最も成功率の高いものですが、我が国では寄贈される角膜が少ないのが現状です。
そこで、角膜移植についての啓蒙活動をし、死後に角膜を寄贈したい人の登録を受け、角膜を移送するなど、昼夜を問わず無償の活動を続けているのが「アイバンク」です。
寄贈の登録については、直接「アイバンク」かお近くの眼科へご相談されると良いでしょう。
ただし、本人の意思だけでなくご家族の同意も必要です。「アイバンク」は奉仕活動で、銀行といいながら収入は無く、角膜を売買するわけでもありません。
1人でも多くの登録が望まれております。
■日常生活で良い視力を保つために
1.長時間近くを見続ける(近業)ことは避けて、時々遠くを見て、目を休めましょう。(※眼は近くのものを見るときにピント合わせ(調節)のために力を使っています)1時間の作業に対し、10分から15分程度休めましょう。また充分睡眠をとりましょう。
2.近業時には、体の姿勢を正しくして、頭を前に曲げないように心がけましょう。
3.読書やデスクワークをする時には、目を30〜40cm程度離しておこなうようにしましょう。
4.テレビは16インチ程度の場合で、3m程度離れて見るようにし、1時間見たら、10〜15分間程度目を休めましょう。
5.OA機器での長時間作業には、コントラストを向上させたり、紫外線や電磁波をカットしたり、蛍光灯などの外光が画面上に映り込まないようにする。
VDTフィルター等をご使用になると良いでしょう。
6.照明は室内灯と手元のスタンドを併用し、スタンドはきき手の反対方向から照らし、蛍光灯なら、15〜20Wの明視スタンドを使用しましょう。
■知って得する豆知識
運転における豆知識
運転に必要な情報の90%以上は、眼に頼っています。
1.動いているものを見分ける能力を「動体視力」といい、一般的な視力(静止視力)が良い人でも動体視力が悪い場合があります。
また、静止時の「視野」に対して動いている時の視野を「動体視野」といい、高速走行になればなるほど狭くなります。たとえば、通常視力1.0、両眼視野が200度ある人が100km/hで走行した場合、視力は0.6、視野は40度となり、極端に狭くなります。
2.危険を察知してブレーキを踏むまでの反応時間は、一般的に0.7秒くらいかかります。100km/hでの高速走行時には、反応するまでに20mも走行することになります。
3.明るい場所からトンネル等の暗い場所へ急に入ると一瞬目が見えなくなりますが、目が慣れるまで一般的に2〜7秒もかかります。トンネルの手前ではスピードを落としたほうが安全です。
■保証規定・アフターケア |